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「素晴らしい体験のきっかけとなったJENESYSプログラムに、改めて感謝」
2012年5月インド訪日団受入ホストファミリー
 
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帰国後の交流・活動報告

JENESYS交流報告:
「素晴らしい体験のきっかけとなったJENESYSプログラムに、改めて感謝」
2012年5月インド訪日団受入ホストファミリー

 2012年5月のJENESYSプログラムで、インド高校生訪日団のホームステイを受け入れてくださった井垣さんより、その後の素敵な再会について報告をいただきましたので、ご紹介します。
 井垣さんは、JENESYSプログラムのホームステイを複数回受入れ、自らも派遣団員としてフィリピンを訪問しており、その際の経験と近況について、前回もご報告いただいています。
(前回の報告については→こちらからご覧ください。)

*                     *                     *

 この度JENESYSプログラムを通じて、またもや素敵な体験をさせて頂いたのでご報告したく、ご連絡しました。

 昨年2012年の12月16日から27日まで、私はインドを訪れました。理由はJENESYSで5月に受け入れた学生、Aarooshiを訪問し、インド文化を知るためでした。
 インド人の彼女と過ごした日本での生活は、大変印象的でした。それまでに受け入れたフィリピンやベトナムの生徒と違い、食生活や宗教が全く異なる国だったので、私も精一杯気を使ったことを今でも覚えています。夜は我が家でお互いの文化を紹介し合い、インドの神秘的な文化を知りました。その時からいつかインドに行きたいと考えていました。
 彼女が来てから、私はインドの文化や料理が大好きになり、インドの映画をいくつも観ました。滞在中、彼女がうちの家族に作ってくれたチャパティの味は、今でも忘れられません。

 そんなインドに触れてみたいと思った私は、ニューデリー→ムンバイ→バラナシ→アグラ→ニューデリーという行程で、2週間にわたる旅を決意したのです。

*

 初日、私はいきなりトラブルに巻き込まれました。空港から乗り込んだタクシーの運転手に悪徳旅行会社に連れて行かれ、そこでボコボコに殴られるという事件に遭ったのです。
 幸い運良く逃げることができたために、大きなケガや金銭的な被害はなく済みましたが、自分が想像していたインドとのギャップに大きなショックを受けました。2日後にAarooshiと会う約束をしていましたが、正直もう帰りたいと思う程でした。

IMGP0337.jpg 次の日の夜、Aarooshiのお父さんが私のホテルまで迎えに来てくれて、今から家に来なさいと招待されました。なんとその日は泊めて頂き、ホームステイをすることになったのです。
 家では初めて会う彼女の家族に自己紹介をし、様々なインドの知識を教えて頂きました。家族でAarooshiとの日本での写真を見て、懐かしい思い出を話し合いました。私があげたお土産や、父と一緒に行った博物館のチケットが丁寧に保存されていてとても嬉しい気持ちでいっぱいでした。

 次の日は朝7時30分に起こされ、彼女と一緒に彼女の学校へ行くことになりました。私は学校を少し見て帰るのかと思いきや、なんと授業にも参加しろというのです。気持ちは嬉しいが、まさか先生が許さないだろうと思ったのですが、校長先生はあっさりOKしてくれました。
 彼女はたくさんの友達を紹介してくれましたが、何人かの生徒は私のことをすでに知っていました。聞いたところによると、この小さな街でAarooshiが代表としてJENESYSに参加し、日本へ行ったことは街の誇りらしく、その時の日本人がインドに来るということは、1ヶ月前から噂になっていたそうです。どおりで近所の人がみんな、私の名前を知っていた訳です。

 この学校は先生も生徒も、全員インド人。私が廊下を歩けば、みんなが珍しそうに顔を見てきます。たった1日見学に来たこの私を、学校全体として歓迎してくれたことに驚きました。

IMGP0321.jpg 最初に行ったのは、体育の柔道の授業でした。この授業では予定されていた科目をキャンセルして、クラスメイト全員が私の為だけに、日々の練習で鍛えたパフォーマンスを披露してくれることになったのです。
 授業を止めてしまったことに罪悪感を感じながらも、素晴らしいパフォーマンスと歓迎の心に本当に感動しました。



 次に行った物理でも授業がストップし、途中で私が教壇に立って即興の日本文化質問会が始まりました。外国人との交流がほとんどないこの学校で、私は質問攻めに遭いました。
 昼食は家庭科室で先生が最高に美味しいインド料理をご馳走して下さり、昼休みは生徒が私のためにクリケットを教えてくれたり、音楽室でインドの音楽を聞かせてくれたりしました。
 14時30分の下校時間になっても、みんなが私のところに来て、日本の様々なことを聞いてきてくれました。帰る前の授業で、私がお礼に「世界に一つだけの花」の歌を披露すると、みんな大きな拍手をくれました。

 その夜はAarooshiの家族とそのご近所さんと一緒に、ヒンドゥー教のお寺へお祈りにいき、様々な神様のことを教えて頂きました。
 私のホテルまでは、すごく離れていたにもかかわらず車で送って下さり、ほんとうにありがとうと伝えると、「インドでは、ゲストは神様なんだ」と教えてくれました。彼らのホスピタリティに心から感動しました。

IMGP0347.jpg
 そして次の日から私は一人旅に出たのです。10日間インドを旅した後、最終日にはもう1度彼女の家を訪問し、お礼を言って手紙を渡しました。Aarooshiのお母さんは私の母宛にもプレゼントをくれました。
 お別れの瞬間は本当に寂しく、泣きそうだと言うと「私がFarewell Partyで泣いた気持ちが分かるでしょ?」と彼女に言われました。


*

 私と彼女が日本で一緒に過ごしたのは2日間だけ。インドでも2日間だけです。生涯で4日しか会ってないというのが信じられない程、私たちには本当に強い絆があります。
 インドの家族のおかげでこの旅行は、今までで1番楽しいものになりました。初日に抱いたインドへの感情は、まるで嘘のように消え去りました。

 この素晴らしい体験のきっかけとなったJENESYSプログラムに、改めて感謝する機会となりました。私はこのプログラムの素晴らしさをたくさんの人々に伝えたいです。
 将来は絶対に、自分の大好きなアジアで仕事をして、インドを訪れた時もう1度彼女の家に立ち寄るのが、私の今の夢です。
 これからもこの素晴らしい関係を大切にして、夢を実現できるように精一杯学習に励みたいと思います。どうもありがとうございました。