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日系人就労準備研修事業

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受講者インタビュー

  • 丹後 アルナルド カツヨシさん
  • 母・ナカマツ デ サラザル アリシアさん、娘・サラザル ナカマツ モニカさん
  • カナシロ フミコさん
  • ペレス ベルナルディノ テオドロさん
  • キロス デ イノウエ ロシタ マリアさん
  • 福田マルクスさん

受講者へのインタビュー

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丹後 アルナルド カツヨシさん(ブラジル人・男性)受講コース:平成23年度 飯田市第4回資格対策N4平日夜間(インタビュー当時)レベル2から継続して、資格対策を受講している丹後さん。資格を増やして今後の求職活動に活かしたいと意気込みを語ってくださいました。

1. 来日11年目ですが、ブラジルにいたときの職業はなんですか。

大学を卒業してから研修生として薬剤師の仕事を1年間していました。その後、出稼ぎのために来日し、豊橋市の次に飯田市で組み立ての仕事をしました。

2.今受講しているN4コースの前は、L2でしたが、両方のコースについて感想を聞かせてください。


L2では、明日会社ですぐに使える日本語を学べる内容のテキストが良かったです。JICEの研修を受ける前は、上司との会話や面接の際などに、「言葉遣いや服装はこれで正しいのだろうか」という不安の気持ちが大きかったのですが、面接の仕方も学べたし、履歴書の正しい書き方を指導してもらえたので自信につながりました。今受講しているN4コースは、聞き取りの勉強に役に立つし、文法の整理ができるため、両方受けたことが効果的でした。

3.新しく習った日本語で、印象に残っているのは何ですか。

「〜んですが・・・。」という表現です。 例えば「ちょっとお聞きしたいんですが・・・。」といった会話の切り出し方が日本語に独特な表現だと感じました。他にも、よく耳にするけれど意味が分からなかったことをきちんと学べたことが良かったです。役所や病院へも1人でいけるようになりました。

4.L2で受けた就労講義はどうでしたか。

電話のマナーや挨拶、立ち振る舞いを学べたし、日本社会での基本的マナーを知る機会となりました。これまでの組み立ての仕事では学ぶ機会がなかったマナーや表現方法が盛り込まれていたので、これから他の仕事で活かすことができると思います。

5.丹後さんの今後の目標や夢を教えてください。

まずは、この12月で試験を受けて日本語資格を取りたいです。その後は、運転免許を取得するつもりです。ハローワークでの求人票の応募条件で、運転免許の資格を求めているものがほとんどですが、私はまだ運転免許を持っていないからです。そして、資格条件をクリアして、将来は化学系の会社や研究所で事務職として多くの人と関わりながら働けるようになりたいです。

6.最後に、メッセージをお願いします。

今は、日本全体が不景気であり、会社に入るための条件は以前よりずっと厳しくなっています。このような状況の中で働き、過ごすためには、日本語やパソコン、運転免許といった資格や能力が求められます。是非、このJICE研修を受けてより良い条件の会社へ就職できるようにがんばりましょう。このJICE研修は夜も開講しているので、通いやすいですし、また、先生も丁寧に教えてくれますよ!

母・ナカマツ デ サラザル アリシアさん、娘・サラザル ナカマツ モニカさん

1. 日本に来たのはいつですか。

アリシアさん:私は親が沖縄出身の日系2世です。家族は早くから日本で暮らしていて、1人でペルーに残っていました。ですが、7年前に家族のいる日本にやってきました。
モニカさん:私は日系3世で、1992年に日本に来ました。来日して19年です。一番長く住んでいたのは大阪で、今は静岡で暮らしています。

2.ペルーではどんな仕事をしていましたか。

アリシアさん:自宅で洋裁の仕事をしていました。病院で働く人の白衣を作成したりしていました。洋裁が得意で、子どもたちの服や、娘が結婚する時にはウエディングドレスも作りました。日本に来てから仕事としてではありませんが、近所の方の洋服のお直しをしたりしています。ペルーで介護の仕事をしていたこともあります。
モニカさん:私はペルーにいた時は学生でした。

3.日本でどんな仕事をしましたか。

モニカさん:色々な仕事をしました。はじめに、茨城のカメラ工場で半年間働いた後、新潟の食品工場で3年働きました。その後浜松に引越し、バイクの工場で働いて、その後大阪のパチンコ屋で働いていました。ここが一番長かったです。
パチンコ屋で働くには日本語が必要で大変でしたが、今まで聞いて覚えた日本語を使いながら、通訳としても活躍していました。

4.日系人就労準備研修を受けようと思ったのはなぜですか。

アリシアさん:来日した時はまったく日本語がわからず、自分でひらがなとカタカナの勉強をしました。それでも日本語を理解するのは難しく、いじめに合ったこともあります。とても悔しかったです。この研修を知り、まずはひらがなとカタカナを完璧にしたかったので通うことにしました。日本語を勉強して、働きたいという意欲もすごくあります。
JICEの研修には助けられています。とてもありがたいです。
モニカさん:言葉はとても大切です。今まで日本語の勉強をしたことはなく、すべて自己流で覚えてきました。だけど、きちんと自分の思っている事を伝えられないのはすごく自分が悔しいと思って、研修に通うことにしました。
私は漢字に対して面倒くさいイメージがあり、好きではありませんでした。大阪にいた時からある程度の漢字は読むことができましたが、書く事が難しかったからです。
しかし、研修で漢字の勉強を始めたら楽しくて好きになりました。今はもっと漢字の勉強をしたいです。

5.研修を受けるにあたって、不安なことはありましたか。

モニカさん:私も母も、自分の日本語レベルが低く、研修を受けられるかが心配でした。内容を自分たちが理解できるのか、授業についていけるのか不安でしたね。

6.実際に研修を受けてみて、いかがですか。

お2人:不安は的中しませんでした(笑)。わからない事は通訳をしてくれる現地連絡調整員もいるし、研修の内容も続けられると思いました。楽しいです。
モニカさん:私が現在通っているレベル3クラスでは、普段使わない謙譲語や尊敬語を習っています。難しいですが、毎日、必ず何かひとつ覚えるようにしています。
アリシアさん:同じ志を持った友達がいるのでとても楽しいです。クラスのみんなとは、国籍が違う人もいるので、日本語で話しています。とても勉強になります。先生も良い先生です。

7.お2人は今後、どんな仕事をしたいですか。

モニカさん:通訳か、人を助ける仕事がしたいです。介護の仕事とか。
アリシアさん:経験があるので介護の仕事をしたいです。でも介護の日本語は難しいです。だから勉強を頑張ります。言葉が通じないと、利用者さんと話せないから。

8.最後にメッセージをお願いします。

モニカさん:今研修に通っている人は、そのまま続けてください。短期の仕事を見つけても、かならず時間はあるはず。その時間で勉強を続けてください!
私は前に夜勤で働きながら、朝研修を続けました。それで今すごく助かっています。
日本で生活するには日本語が絶対必要です。言葉がわからないと安全な生活はできません。
私はこれからも、研修を絶対続けます!
アリシアさん:私はこの歳でも、負けないで勉強を続けています。いくつになっても勉強はできます。あきらめないで!!

カナシロ フミコさん

1. 日本に来たきっかけは何ですか。

ペルーで仕事がなく、働くために日本へ来ました。ペルーではトラベルエージェントの勉強をしていました。ホテルのフロントやデパートのインフォメーションで働きたかったのですが、仕事がありませんでした。

2.日本に来てどれくらいですか。

私は日系人で、おじいさんが沖縄の出身です。私自身は15歳の時にはじめて旅行で日本に来ました。その時は半年間、日本に滞在しました。再び日本を訪れたのは24歳の時で、それからはペルーと日本を行ったり来たりしていました。4年前にリーマンショックで世界中の景気が悪くなり、日本でも仕事がなくなってしまいました。仕事探し等で忙しく、この4年間はペルーには帰っていません。

3.日系人就労準備研修を受けようと思ったのはなぜですか。

ペルーと日本を行ったり来たりしていたため、私の日本語は中途半端です。正しい日本語を覚え、上達したかったのでこの研修に通うことにしました。特に漢字と文法は難しいので、きちんと習いたいと思いました。日本語ができれば、良い仕事が見つかります。実は最近、短期の仕事が決まったのですが、1ヵ月ごとの更新でいつまた仕事が終わってしまうかわかりません。私は日本が大好きで、日本で生活していきたいので、日本語を上手に話せる・書けるようになって、安定した職につきたいです。

4.研修を受けるにあたって、不安なことはありましたか。

授業が半日なので、仕事を探したりする時間が少なくなってしまうのではと不安でした。しかし実際に受けてみて、逆に自分の時間を効率的に使えるので良かったです。また、仕事が決まったので午前中のクラスに通えなくなってしまったのですが、私はどうしても日本語の勉強を続けたいと思いました。そこでJICE担当者や日本語の先生と相談したところ、同じレベルのクラスが夜に行われていたので、クラス移動して研修を続けられる様にしてもらいました。

5.実際に研修を受けてみて、いかがでしたか。

先生がアクティブですごくいいです。楽しく勉強ができています。今年から使用しているJICEのオリジナルテキストも、わかりやすい。会話練習がいっぱいあるので、普段の生活で日本語を話す機会があまりない私にとって、とても参考になるテキストです。

6.カナシロさんの目標や夢を教えてください。

私の夢は、日本で自分の会社を創ることです。そのためにも日本語の勉強は欠かせません。基金訓練や職業訓練にも参加したいです。前にハローワークで相談したことがありますが、その時は日本語力が足りないと言われてしまいました。でも研修を続けてきて、漢字や文法も少しずつわかるようになり、日本語力がアップしていると実感しています。日本語がもっと上手になったら、英語の勉強もしたいと思っています。

7.最後に、研修を受けようか迷っている方へメッセージをお願いします。

日本で生活していくためには、日本語をきちんと覚えて、使うことが大切です。震災の影響もあり、日本もまだまだ不景気です。日本人と良い関係を作るにも、日本の会社で働くにも、日本語は必要不可欠です。
JICEの研修はアクティブでとても良いです。ぜひ、この研修を受けに来てください。

ペレス ベルナルディノ テオドロさん

1. 研修を受講しようと思ったきっかけは何ですか。

日本に来てから18年ほどが経ちますが、その間日本語をきちんと勉強したことが一度もありませんでした。そのため、滞在歴が長いにもかかわらず日本語をあまり覚えられていないということが長年の私の悩みでした。しかし、この研修の存在を友人から聞いて知ることができ、研修を受講して正しい日本語を習得して、今後の日本での日常生活や仕事に役に立てたいと思って受講を決意しました。

2.研修を受ける前は不安などありましたか。

不安などは全くありませんでした。むしろ日本語の授業をきちんと受けるのが初めてでしたので、受講するのが楽しみで仕方がありませんでした。特に、コミュニケーションがうまく取れるようになりたかったので、会話の授業を早く受けたいと思っていました。

3.これまでに受講した授業の中で一番印象的だった授業とその理由を教えてください。

私にとっては、やはり漢字の授業が印象的でしたね。授業に出席するたびに、日本語の漢字には様々な読み方があるということを知りました。漢字の勉強は大変ですが、今後もがんばって勉強を続けていき、いろいろな漢字の読み書きができるようになりたいです。

4.研修を通じて習得した日本語を、今後どのように活かしていきたいですか。

職場で日本人の上司とやりとりをしなければならない場面がこれまでにもあり、やはり日本の職場では日本語能力が要求されることを痛感しました。そのため、今後は研修を通じて学んだ会話の仕方などを、実際のコミュニケーションの場でも活かしていきたいです。

5.現在夜間のクラスを受講されていますが、通学は大変ではありませんか。

私は現在車のリサイクルの仕事をしながら研修を受講しています。今の仕事は午前3時から午後1時までありますので、仕事が終わってから数時間の仮眠を取ってから研修会場に来ています。両立は大変ですが、自分の夢に向かって今後も頑張って継続していきたいと思っています。

6.日本へ来て働くことになったきっかけは何でしたか。

はじめは妻に勧められて2年程の出稼ぎのつもりで日本へ来ました。ところが、日本にいる間に2人の子どもが産まれたため、それを機にこれからは日本で安定した職を得て、ここに定住したいと思うようになりました。今後も日本で安定して生活していくために、きちんとした日本語や日本の文化を習得したいです。

7.最後に研修を受けようか迷っている皆さんへ一言、お願いします。

どこの国へ行ってもその国の言葉や文化を知る必要があります。現地の人と同じように生活をしていくためには、自らが進んで現地の言葉や慣習を習得しなければなりません。がんばって勉強すれば必ず習得できると思いますので、皆さんも諦めずに頑張ってください。

キロス デ イノウエ ロシタ マリアさん

1. 介護に関するフォローアップ研修を受講してみてどうでしたか。

大変でしたが、授業前にクラスの仲間同士で授業の内容を確認し合って協力するなどしました。また、娘が手伝ってくれたりもしてよかったです。

2.研修は役に立ちましたか。

「利用者」「高齢者」「嚥下」「誤嚥」などの用語はフォローアップ研修で勉強するまで知りませんでしたが、こうした専門用語を研修中に勉強することができ、職業訓練を受ける際に役に立ちました。また、その後の職業訓練を通じてホームヘルパーの資格を取得することができ、自信が持てるようになりました。

3.研修を受ける前は不安などありましたか。また、実際に研修を受講してみてどうでしたか。

受講前は、私には研修は必要ないかもしれないと考えたこともありましたが、実際に研修を受講してみると、勉強すればチャンスがあるということがわかりました。勉強をしないと仕事に就くことが難しく、いい仕事が見つからないというのが現状だからです。

4.職業訓練修了後にハローワークで受けた個別相談はどうでしたか。また、実際に紹介された仕事をしてみてどうでしたか。

個別相談では、希望の職種などをいろいろと聞いてくれました。現在は、ハローワークの紹介で介護の仕事をしています。最初は1週間に2度、午後のみ働いていましたが、日本人の担当者が自分の働きぶりを認めてくれたようで、その後仕事を頼まれることが増えるようになりました。
仕事に就く時は、特にテストなどはありませんでしたが、漢字で書かれた専門用語を読むように言われました。しかし、私はフォローアップ研修を通じて専門用語を勉強していましたので、全体の80%くらい読むことができました。これまで多くの日系人が就いていた工場での仕事は機械的でロボットのような仕事でしたが、介護の仕事は、もっと人間らしい仕事だと感じています。

5.現在、研修を受講しようと考えている日系人の方へ、一言お願いします。

勉強して日本語能力が上がれば、いい仕事につく可能性が広がり、それによって生活の質を上げることもできると思います。諦めずに勉強をしてほしいと思います。

福田マルクスさん

1. 研修を受講しようと思ったきっかけは何ですか。

私は、これまで日本語の知識がほとんど無かったので、いつか日本語をしっかり学んで、正しい言葉を使って自分を表現したり、彼らが伝えたがっていることをきちんと理解したりできるようになりたいと思い、色々な方法を探っていたところでした。そんな時、知人からこの研修の存在を教えてもらい、このような研修が開催されていることを初めて知りました。それまでは受講料を支払ってでも習いたいと思っていましたが、この研修が無料であることを知り大変嬉しかったです。

2.研修を受ける前は不安などありましたか。また、実際に研修を受講してみてどうでしたか。

せっかく研修に参加できても、最後まで授業についていかれないかもしれない、ということが一番の心配事でした。しかし、実際に受講していくうちに、少しずつ日本語が身についてきている実感も湧いてきましたし、モチベーションも上がってきて、そのうち心配もなくなっていきました。今では家でも勉強をする努力をしていますし、すすんで復習もするようにしています。日本語をもっと上達させて、いつかインターネットや本を通じてさらに勉強が出来るようなレベルになりたいです。また、言語だけでなく、これからは日本の文化についても学びたいですね。

3.講義(日本語・就労)に関して、実際に受けてみた感想と、一番印象的だった授業とその理由を聞かせてください。

研修を受ける前はひらがなが少し読める程度の日本語力しかありませんでしたが、講義を受けるうちにひらがなだけでなくカタカナの読み書きもできるようになり、漢字も少しわかるようになりました。
研修中一番印象的だったのは、先生方の教え方がすごく上手だということです。おかげでたくさんのことを学ぶことができています。就労に関する講義もどれも大変面白く、私たち日系人が、日本において日常生活を送るうえで必要とされる事をたくさん学ぶことができ、大変良かったです。私たちにこうした研修を受ける機会を与えてくれた日本の政府や関係者の方々にとても感謝しています。

4.研修を通じて習得した日本語を、今後どのように活かしていきたいですか。

私は日系人ですが、母がブラジル人のため、これまで日本文化に触れる機会もあまりなく、日本文化や慣習に対して奇妙に感じることも多くありました。日本で暮らすうちに少しずつ慣れていきましたが、いまだに日本文化に対してどう捉えてよいのか分からないときがあります。そのため、今後は研修で学んだ日本語を活かして、日本文化をさらに理解したり、日本社会に溶け込んだりしていきたいと思っています。そうすることで、今後さらに新しい扉が開けていくのではないかと思います。

5.これから研修を受講しようか迷っている日系人の皆さんへメッセージをお願いします。

機会があれば、研修を受けてみることを強くお奨めします。私はこの研修を通して、短い期間にもかかわらず日本語能力を向上させることができましたし、以前より自分の意思を正確に表現することができるようになりました。勉強を続けることは大変ですが、研修に参加して努力を続ければ、必ず収穫があると信じています。

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