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SAARC8カ国混成訪日団(高校生)パキスタン参加者
 
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招聘

・帰国後発信報告:SAARC諸国の励ましの言葉を日本に届け、日本で学んだことを国で伝えていきたい
SAARC8カ国混成訪日団(高校生)パキスタン参加者

 キズナ強化プロジェクトに参加したパキスタン訪日団は、パキスタンと日本との絆を再確認し強化すること、また2011年3月の東日本大震災に対して、パキスタン及びその他のSAARC諸国からの励ましの言葉を、日本に届けることを目的としていました。私たちは訪日中、たくさんの体験をしたので、短い文で効果的に、このすばらしい体験を伝えるのはとても難しいです。

 オリエンテーションでは、プログラムの内容説明を受けました。訪問する被災地の現状や復興の様子に、SAARC諸国の参加者が直接触れることで、2011年東日本大震災以来広まっている福島原発事故やその放射能の脅威に関する風評を払拭することが、主な目的であると説明されました。

 プログラムで、地震の学習館を訪問しました。学んだ主な点は、以下の通りです。

 * 地震の大きさを示すマグニチュード式と、日本の震度式の違いを理解しました。
 * 地震の際の対処として、次のように学びました。
  →パニックにならず、冷静になる。
  →堅い家具の下に避難する。
  →地震が一旦鎮まったら、電気器具のスイッチを切る。
  →地震活動が最終的に収まるまで、家具の下でじっとしている。

 また、日本科学未来館では、アシモというロボットの生き生きとしたデモンストレーションを見学しました。これは、日本の高い技術を象徴しています。

 JICE実施のプログラムでは、宮城県気仙沼や陸前高田の被災地を訪ねました。これら被災地域では、次のようなことについて学びました。

 * 2011年3月11日の東日本大震災による、破壊の爪痕を目の当りにしました。
  3月11日、この地域は津波を伴う前代未聞の震災に見舞われました。被災地に同行した現地ガイドの方が、犠牲者や損失した財産が膨大であることを、口頭で説明してくださいました。
 また、この地域の生存者の方達が希望を失わず、必死に勇気をもって困難に立ち向かっているというお話を伺いました。

 * 東日本大震災と、その後に襲った13.8メートルの津波について、驚くべき事実を知りました。
  まず、気仙沼の学校の側にあるバスケットボール・コートは、太平洋から南米チリの海岸まで届いた津波によって、すべて流されてしまいました。
  第2に、海岸沿いに列をなして植えられていた7万本の松の木は、1本を除きすべて流されてしまいました。
  しかし、ある先生は、地震後に襲った前代未聞の津波を予測し、この恐ろしい被害から逃れるため、子どもたちを高い山に安全に避難させたそうです。また、この地域では、津波の力によって船が内陸まで引き揚げられていました。

 * この地域は広範囲にわたり壊滅状態となりましたが、急速な復旧、復興プロジェクトによって、わずか1年間で、ある程度の形に戻っていることに、大変感銘を受けました。
 これは自然災害に直面する中で、日本の社会がいかに実践的で、自己決定力と主体性があるかということをあらわしています。

 * 訪問した地元のお菓子工場では、特に本社が大きな被害を受けましたが、オーナーの方は、被災者の支援のために多額の資金を寄付し、避難センターとして自身の工場を2つ開放しました。
 講演の中で、彼はこのように語りました。
 ・津波から逃れる方法は、常に天気予報や気象情報を聞き、海と反対方向の高い山に向かって避難すること。
 ・短期間で、給水や暖房施設、冷蔵庫などの基本的な施設や設備を使用可能にした。

 また、今回のプロジェクトは私たちにとって、文化の多様性を認識し、日本の生活スタイルや伝統的価値について知る機会ともなりました。
 私たちはこの地域における、日本の伝統的な家屋を訪問しました。炊きあがったお米を、皆で力比べをするようについてお餅にしました。そして昼食に、このおいしい「日本の餅」を完食しました。その他、豊作を願い、雨神様に供える日本の伝統的な龍の舞を見学しました。

 プログラム最終日には、東京で「カルチャーナイト」が開催され、各国の活力に満ちた多様な文化や、言語を紹介する機会を得ました。そこにはSAARC諸国の大使も招待されていました。
 その後、各国代表によって、日本での素晴しい体験についてスピーチが行われました。私たちパキスタンの代表は、今回のプログラムの感想や学んだこと、被災地への訪問で発見したこと、訪日で驚いたことなどを発表し、それらをどのようにパキスタンで伝えていくかについて語りました。

 パキスタン国民は、2011年の東日本大震災に見舞われた日本国民と思いを共にし、震災後の復興課題に直面する中で、日本が示してきた実践的で自己決定力のある取り組みを賞賛しています。
 わたしたちパキスタン訪日団は、日本の外務省やJOCA、JICE、在日パキスタン大使館に、深い感謝の意を表したいと思います。また、家族や学校、ソーシャルメディアの使用を通じて、このプログラムで学んだことを伝えていきたいと思います。

 パキスタンと日本の友好が永遠に続きますように。ありがとうございました。

 

その他、同プログラムの情報についてはこちらをご覧ください。