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シンガポール第3陣訪日団 引率者
 
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招聘

帰国後発信報告:訪日体験を大学の授業等で紹介しました
シンガポール第3陣訪日団 引率者


シンガポール第3陣で茨城県を訪れたキャサリン・スーさんから帰国後の活動報告が届きました。キャサリンさんは帰国後、家族や友人、教鞭を執る南洋理工学院の学生等に訪日体験を紹介し、茨城県への旅行を薦めました。



キズナ強化プロジェクトに参加して (抜粋意訳)
 2011年3月11日午後3時ごろ、私は日本人の友人から日本が大地震に襲われたと連絡を受けました。

 すぐさま世界中に、日本でマグニチュード9の地震が起こったことが伝わりました。14時46分に発生したこの地震は日本で「東日本大震災」と呼ばれ、高さ40メートルに達する津波を引き起こしました。この大地震と大津波により、洪水や地滑り、火事、インフラ被害、放射能の問題等が発生しました。私たちは津波が一瞬で町を飲み込む映像に、「自然」の、想像を絶する、無慈悲な、破壊的な力を見せつけられました。

 この映像を見ていたとき、私はちょうど2年後、つまり2013年3月11日にこれらの町を訪れることになるとは想像すらしていませんでした。

 キズナ強化プロジェクトの募集を知り、私は是非参加したいと思いました。日本の方々が国を建て直すためにしてきたことに比べると、私の参加は復興のほんのわずかな助けにしかなりません。しかし、私は訪日の機会を得たことを光栄に感じ、2013年3月11日から20日の茨城県滞在中の経験や、日本や日本の方々から学んだことを共有していきたいと思いました。

 同事業は大変得るものが多く、有益でした。地震に関する講義や東日本大震災の映像資料、防災、茨城県の被災地訪問等を通して、日本の並々ならぬ復興への努力を理解しました。また私は様々な視察や交流、特に茨城県の方々の震災体験談から、彼らの決意や忍耐、規律、勇気、自然の多様な側面を受け入れる姿勢を学びました。日本人と自然は大変密接な関係にあり、人々は自然が無慈悲に襲いかかったことを、自然がいつも恩恵を与えてくれていることと同じように受け入れていました。人々は地震と津波を経験し、海に対して説明しがたい恐怖を感じていましたが、それでも海を愛していると話していました。

 視察先の茨城県大子町、大津港、北茨城市の旅館等は地震や津波の被害を受けましたが、復興への多大なる努力の結果、今では元の状態に戻っていました。日本の方々の決意により、きっと震災前よりも良くなったと確信しています。

 高萩市立東小学校では、子どもたちの不屈の精神に感動しました。彼らの目の輝きと表情は、強さの表れでした。また日本の方々からは、いまあるものに感謝し、与えられた時間を大切にすることを学びました。絶望したら希望を探し、転んだら立ち上がればいいのです。

 私たちは訪日中に漉き絵体験をしました。茨城県にはイチゴ狩りやガラス細工、木を用いた工芸品等の面白いアクティビティがたくさんあります。町は落ち着きがあり、気持ちのよいところです。私はもっとたくさんの人が茨城県を訪れてほしいと願っています。

 茨城県や東京に滞在している間、私は日本の方々の温かさや誠実さ、優しさ、おもてなし精神に触れました。震災後の彼らの人生観も聞きました。彼らの表情は笑顔と未来への希望に満ちていました。また彼らは他にしなければならない大切なことを差し置いて、私たちを受け入れ、震災体験を聞かせてくれました。十分すぎるほどの情報の共有に感謝申し上げます。私はこの学びを大切にし、彼らの優しさと私たちの間に築かれた「キズナ」を決して忘れはしないでしょう。

 最後に、日本政府とJICEに対し、同事業の実施に尽力してくださったことにお礼申し上げます。同事業はたくさんの方々、特に茨城県の方々の努力と協力を要するものでした。この訪日による学びは、すべての参加者にとって大変貴重な経験になったと思います。